レム「ソラリスの陽のもとに」-4

●作り出された像が思考して、その結果としてまたさらに像が形成されるとすれば、像が二次的に像を造り出すこともあるだろうか?


●意識と肉体の問題がこのように長引いているのはなぜだろうか。その原初に、ソラリスのようなメカニズムを仮定してみるのもいいかもしれない。そして、いったん成立した意識は、それ事態でまた次の意識を生成する。時代が下れば、そもそもの最初にどのようなメカニズムがあったのか、誰も知らないことになる。
●そのような仮説が、現状の心・脳問題の説明して最も直感的で整合的かもしれない。
●まあ、そうであったとしてもなかったとしても、どうでもいいことだ。


●ソラリスの文章は直接に読者に反応を起こすようだ。夢、幻想、瞑想、身体反応、いろいろな反応を起こす。実際私は体調が悪かった。毒だ。