ピーマン大王

ごちそうを食べあきたピーマン大王が

うまいものを求めて旅をするが見つからない。

百姓なみに畑をたがやし、百姓なみに のどが

かわいて水をのんだとき、はじめて ごっくんとのどが

鳴った。(住井 すゑ 「わたしの童話」の中の「ピーマン大王」)