視線がくすぐったい

異性の視線がくすぐったいって
経験ありますか?

小説の描写に出てきたのですが、
その場合、
実際には刺激がないのですから、
刺激があるかのように感じるということですよね。

相手の視線が肌を這うような感覚を感じるというのは、
どんな仕組みだろう。
相手の視線がもとの刺激には違いないけれど、
肌にはつながっていない。

だから、相手の視線を視覚でとらえて、
その信号を頭の中で処理して、
皮膚からの信号であるかのように感じているということになる。

脳の皮膚知覚領を自己刺激していることになる。

分解してみると、
実際に他人の指が自分の肌を這う経験がある。
その指が1センチ離れていても、なんとなく、刺激を感じることはできる。
もっと話して、指の動きだけに反応する。
その延長で、視線の動きに反応して、肌がくすぐったくなる。

脳の内部で刺激を自己生成しているのだから、
適正刺激に違いない。

このあたりも、脳の機能過剰な部分と見える。
もう少しだけ過剰になると、幻覚につながる。