ニヒルな人生

ニヒルな人生を送っている人たちは、
ひょっとすると、好んでニヒルになっているわけではなくて、
どうしようもなくてニヒルになっているのではないかと思う。

夜、スーパーで、200円よりも安い牛乳がなかった。
ひどい。しかし仕方がない。

花屋さんに立ち寄る。
なんてすばらしい形と色、そして香り。
意識が覚醒する。

黄色いチューリップが何本も、
きれいにしおれて、カーブを描いている。

家に帰って、上着を脱いだら、
セーターを着るのを忘れていた。
老化だな、これは。