制約を楽しむ

自由を楽しむことと背中合わせであるが、
制約を楽しむこともできる。
不思議なものだ。

このままに生きているということは、
制約以外の何ものでもない。

この広い宇宙のなかの地球で、
いまこの時間に、
しかも日本という狭いここ東京で、
こんな上司とこんな同僚に囲まれて、
それでもわたしは仕事をするのか、
この宇宙の歴史の一点で、
そう思い、
制約を楽しむ気分になる。

この制約はどんな制約であったのか、
神様に詳細に報告しようという気分になる。