投資の年齢心理

資産運用の、
リスクとリターンのコントロールにあたっては、
個人の性格が影響するのは勿論だが、
そのお金をどのようにして手に入れたかが、
問題になるように思う。

35年働いた結果の退職金を散財する気にはなれないだろう。
しかし、2年勤めただけでもらった退職金ならば、
ハイリスク/ハイリターンの短期ものにつぎ込んでも惜しくない。

歳をとってからは、
不動産は、いつ売るかだけが問題で、新しく買おうとは思わない。
新しい都心のマンションも、賃貸で充分だと思うようになる。
勿論、だれも老人に安く賃貸はしてくれないが。

リスクをお金に換えて数えるときの感覚が、
だんだん違ってくる。

世の中には若い資産家もいて、
長期でリターンが欲しいと思っているから、
老人が早く現金化したいとの欲求とマッチするのだろう。