秀吉と角栄

京都には羽柴秀吉という新幹線の駅があってもいいと思う。

日本には越山角栄という国際空港があってもいいと思う。

足軽や平民から登りつめるためには
まず時代の条件が必要だったと思う。
戦国時代や戦後の混乱。
そしてこのような嫉妬社会の中で
登りきった奇跡をもっと驚いていいのだと思う。

信長も家康も大名の子で
二世三世の類である。

戦国大名の数はおおむね200-300程度で、
現在の衆議院議員小選挙区の数くらいらしい。

有能な人間はいつでもいるが
誰でも秀吉になれるわけではない。
一種の環境側の奇跡があったと思う。

彼ら二人についていえば、
たぶん他人の心が分かる人ということになるのだろう。

そして偉くなってからあとは人の心が分からなくなったとの評価も
当たっているかも知れない。