11-28党首討論 実質なし

けだるい気分で
党首討論を聞いている。

ホテルにいるとテレビを見るしか気散じがない。

小沢氏は、年末にかけて国民は大変だから経済対策を早くした方がいい、第二次補正を早く国会に出せという。

麻生氏は、年末までは第一次補正で充分だという。それよりも金融法案を早く通して欲しいという。

小沢氏は、金融法案は民主党としての改正点もあるのできちんと議論したいという。第一次補正で充分だというなら、12月は緊急課題がないということで、総選挙をやったらいいのではないかと詰め寄る。

麻生氏はうまく答えられない。

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論理としていえば、第二次補正を早く出して12月に審議して通すか、総選挙をやるか、どちらかだろうという話は正しいのだと思う。

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それはそうだが、正しいからといって通るものでもないし、諸方面の調整もある。

討論の実質として、経済対策で何が足りなくて、いつまでに何をすべきなのかの話が全くない。そこが聞きたかった。
一時補正が間に合うというが、どうなれば間に合った状態なのか、説明があればよかった。倒産件数や失業率、非正規雇用者の離職率などが上げられていたが、どの程度の数字をどの期間耐えることが妥当なのか、その先にどんな未来があるのか、それを語れば、対策として何が必要なのか、我慢する側としては何を我慢すればいいのか、明確になるはずで、そのためには資金計画をどうすればいいとか、一年の間は実家に帰ってお金を節約しようとか、考えられるはずだ。