食糧自給率

食糧自給率を上げるさまざまな方法があるのだろうけれど、
勝手にどんどん繁殖して虫にも強い、
白菜とほうれん草とジャガイモとラベンダーを
掛け合わせたような植物が開発されればいい。
その方向で遺伝子操作などもすると思うが、問題がある。

遺伝子組み換えトリプトファンの昭和電工。
同社によって製造されたトリプトファンからは、後になって60近くの種々の不純物が検出され、そのうちの2つは、発症を引き起こした疑いのある重要なものだった。つまり、同社が枯草菌の遺伝子を組み込んだことで予期し得ない有害物質ができ、しかも、これを濾過して取り除く精製工程を無視したことで大きな被害がもたらされたということらしい。 FADは生命工学産業の保護育成のために、真実の発表を遅らせたというスキャンダルに発展。

という記事を以前に書いた。
簡単ではない。

アメリカは、戦争なんていう公共事業はやめて、世界緑化作戦を進めて欲しい。
貧困と飢えをなくすことが人間らしい生活の第一だ。
戦争して人殺しをすると、
アメリカの兵士はうつになったり自殺したりしてしまう。
テロリストに殺されるのではないのだ。
うつと自殺で死ぬのである。

自由と民主主義はいいけれど、
一緒に食糧もできるようになれば、もっといいはずだ。


空間があったら、こまめに農地にしたい。
ビルの屋上を農地にするように法律で強制する。
道路は全部屋根をつけて、屋根の上は農地にする。そのために税金を使う。

世界各地が緑化されて農業生産量が上がれば、
商売で困る人たちがいることも分かるのだけれど、
それでも、人類の将来を考えれば、食糧問題は大切である。
原油問題と絡んではいたけれど、とうもろこしを燃料用にするといっただけで、
日本の物価はぽんと跳ね上がったわけだから。

戦略物資として、ミサイルや空母よりも、ずっと有力なものが食糧で、
日本はその点で自立できていない国家である。

国際分業は、勧めていい分野が多いけれど、基本食糧は、国際分業も限度がある。
成田空港を外資に買わせていいのかという議論をしていたが、
それどころではない問題だろう。

それにしても、何でもかんでも、大事なものはみんな外資に買われていて、
挙句の果ては、成田空港かと、呆れた。