心を変革する

みんなが幸せになれる世の中を作りたい
そのためにいろいろな人が考えた

社会を変える考えと
宗教や哲学の方面から人間の心を変える考え方とがあった
キリスト教は実に2000年にわたりそんなことをしているのだが
一向に人間の中身は変わらず
むしろ何かが激しくとげとげしくなっている

社会構造を変えても結局
一人一人の人間の心が変わらなければうまくはいかないとの結論を言う人もいて
実にもっともだと思う

しかし人間のDNAはここ100年くらいであまり変わっていないはずで、
たとえばブータンの人々と日本人と大きく違うわけではないはずだ

だとすればやはり環境要因の方が大きいと考えられて
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お説教では人間の心に革命は起きないらしい

やはり下部構造が上部構造を決定しているのだと思わざるを得ない

理由もなく急激にメランコリー親和型が自己愛型に変わるわけではないのだ
何かの下部構造の変化がある

メディア漬けと少子化がすぐに考えられる

脳がネットワークとしてつながっているのは
昔は周囲の他人と書物だった
いまはさらにメディアがつながっている
ひっきりなしのどぎつい言葉と映像

大麻が問題になっているが
大麻などは使うことが悪いしそのことで資金の流れを作ることも悪いが
自動車の方がはるかに人を多く殺しているし
マスコミの方がさらに猛毒なのではないかと思う