マナーの二種

マナーというものは難しいもので
社会の均質性と関係する

マナーにも二種類あると思う

こういうときにはこうしましょうとあるとき教えられて
その通りにするとする

1.
およそ人間ならば誰でも喜んでくれる納得するマナーで
たぶん次からその人もやるかもしれないマナー
合理的で人間的で普遍的である。

道ばたや公園のゴミを拾って片付けるなど。

2.
そのことをマナーだと知っている人だけが納得できるもの。
これはそうしないとマナー知らずと思われることもある。
人によってはなぜそんなことをするのか分からないこともある。

これはかなり教育や社会の均質性に依存していて、
儀式や手紙の書き方などに現れる。
「用件が伝わればいい」という考えと、「ルールも知らないのか」という考えとがあると思う。

たとえば、儀式では、一般庶民のルールと、
皇室やお公家さんのルールでは違いがあり、
そんな人たちの中には、一般庶民のやり方をしきたりも知らない下賤なものとの感覚もあるようだ。
しかしそんなことをいわれた方はたまらない。
合理的に考えても何も理由はなく、ただ昔からのしきたりだといわれて威張られる。

私はそんなものはルールではないしマナーでもないと思うのだが
そのようなマナーの通りにやればその場では一人前と認められ仲間と認められるので便利である