2004アメリカ映画「NOEL」

NOEL ノエル  2004/ アメリカ
スーザン・サランドン、ペネロペ・クルス、ポール・ウォーカー
婚約者の嫉妬深さに悩むニーナ
神が信じられなくなった神父
母の介護に明け暮れるローズ
みんな大丈夫。

人間をきれいに見せるプロの作品。

にぎやかで盛りだくさんで中だるみなし。

「これは赦しと、失敗した人生の第2のチャンスについての物語」と
プロデューサーが語っているとのことだが、
失敗と言うほどの大失敗でもないと思うのだが、
成功でもないから、まあ、そうなのだろうか。

それよりも、ニューヨークのもて男はこんな風に迫るのかと
納得させられる部分があった。
拒む隙間がない、全く、ない。
Penélope Cruzのダンスもまた実際、ニューヨークのすごさだと思う。
どうしてクリスマスイブが嫌いかを告白するコンテストも出てきて、
この映画自体が、どうしてクリスマスイブが
こんなに嫌いでこんなに好きなのかを告白しあっているお話のような気もする。
気の利いた画面が連続する、ニューヨーカーっぽい感じ、と言えばいいのだろうか。
壮大じゃないし、深遠でもない。
新潮クレスト・ブックスを3つほど合わせたような味わい。