堀田善衞「ゴヤ」(5)

・だんだん頭がつまってきた。気分転換しないといけない。

・いくつもの肖像画
 ゴヤの描いた肖像画は意外なことにすばらしい。画家が人格を描写するということについてどう考えるか、考えまとまらず。不思議である。「このような人生を送った人だ」との観念を抱いて見れば、それなりに見えるものなのかもしれない。

・堀田氏は宮廷の腐敗を徹底してえぐり出しているのであるが、多分、実にその通りであっただろうと思う。

・朝日ジャーナル
 この文章が最初に発表されたのは朝日ジャーナルである。
 昔、大学生は週刊誌は朝日ジャーナル、月刊誌は世界を読むべきだなどと言われた。
 一時は電車で通学途中に朝日ジャーナルを読んでいた。
 いまでは廃刊である。
 右傾化のメカニズムはどういうことなのだろう。これが分からない。