冬は、女と過ごすのがよい。

冬は、女と過ごすのがよい。
布団の中だけ温かいのも、よいものだ。
お尻など、一部が冷たいのも、手には心地よい。
吐息も、早い夕暮れに、よく似合う。
目が覚めると掛け布団を取られてしまっていて、寒く思うのもまた、冬らしく、好きだ。
そんなとき、後ろから寄り添えば、
お尻の冷たさがわたしの前部に伝わり、これも心地よい。
朝早く、眠たげな目をこすり、夢を語る。それを聞くのもまた、興味深い。