森山良子 「わかれ」 (改)

こんな歌がやっぱり好きです

*****
ドアに手をかけ ふり向くあなた
淋しくなるわと笑う私
得意のジョークでもとばして
出て行ってね いつものように

せ界の中で君が一番
ステキだよと抱きしめた夜も
まるで宇宙に浮かぶ星と
同じようにはるかな時

Close your eyes 二人では
つかめなかった夢を追いかけて
Close your eyes 行くのなら
行く先は教えないで

私の好きなあたたかな指
前髪をかきあげるクセ
おやすみのかわりのララバイ
下手な嘘さえつけない人

他の誰よりあなたと居ると
一番自分らしくなれたわ
もしも生まれ変われるならば
又もう一度あなたを探すわ

Close your eyes いつものように
忘れ物をとりに戻るふりで
Close your eyes やわらかな
朝の陽射しに笑って

*****
忘れ物をとりに戻るふりで、か。

私の場合で言えば、

夏休みに旅行をしているつもりで。
もどればまた、いつもの人達がいつものようにいる、そんなつもりで。
なんでもないよ、
またいつでももどればいいのさ、
みんないるんだから、そんなつもりで。

しばらく旅行に出て、
旅日記を書くんだと言ってたじゃない、
松尾芭蕉だって言ってたじゃない、
人生の一時期に、それはいいことだって、言ってたじゃない、
言ってたじゃない、
賛成なのよ、そうだわきっと、だから心配しないで、旅行よ。
帰ってきたら、もとのままだわ。
少なくとも、私は、私だけは。