改革者と追従者

芸術の流れ

改革者は改革することだけが目標で
それが広まるかどうかは環境次第だと決めている
自分にはそのようにしかできないから
そのようにするだけだろう

追従者はそれが広まると思ったから追従したわけで
広めようとするし、そのことが世間には評価される

パーティ会場で二つの人種がいる
真ん中でわいわいがやがやと騒いでいる人たちと
壁際で孤独に時間を過ごす人たちと
つまりチクロチームとシゾチームである

革新は壁際から始まる
いずれにしてもそれは変な考えでしかない
改革者でさえないのだ

真ん中にいて仲間も多い人たちが
次はこれだと思ったときに
改革者が定まり
真ん中にいる人たちは追従者とはいうものの
実質的な改革者であり賞賛される

それはいつもの構図であり
人間社会はそのようでしかあり得ない

たとえばイエスは壁際で黙想し神と直接交信する人であり
パウロは真ん中で議論してみんな組織してまとめる人であっただろうと思われる。