江戸時代の青洟と現代のアトピー

こんなに寒いと、江戸時代の人たちは寒かっただろうと思える。
昔は、青洟(あおばな)をたらす子がそこここにいた。
多田富雄先生は、アトピーが増えたのは、
青洟(あおばな)をたらす子がいなくなったことと関係があると言っいてる。
青洟というのは副鼻腔炎、俗にいう蓄膿(ちくのう)だ。
副鼻腔は鼻の奥に空気の入っている洞穴みたいなもの。
そこにばい菌がついてウミが溜(た)まっているのが青洟である。
青洟をたらしいてる子供たちには花粉症がない。
「清潔仮説」がランセット Lancet という世界的に信頼の高い医学雑誌に載っていて、
つまり、清潔すぎて、感染症もなし、寄生虫もなしだから、アトピーになるという説である。
そうなのだろう。