銚子市立総合病院

銚子市立総合病院:「燃え尽きた」 院長が退職届??経営再建中 /千葉

 経営再建中の銚子市立総合病院の佐藤博信院長(60)が、岡野俊昭市長に対し、任期を1年9カ月残して退職届を提出していたことが分かった。

 岡野市長によると、退職届が出されたのは17日。「懸命に努力し、頑張ってきたが精神的にも疲れ、燃え尽きた」との理由だったという。

 同病院は、数年前から医師不足による患者の激減で経営が悪化。06、07年度の2年間で一般会計から計31億円を繰り入れたが、07年度末の累積赤字は約16億円に達した。佐藤院長は医師確保に奔走していたが、3月定例市議会の一般質問で「市民の健康を守れない病院長は無能だ」などの批判を受け、悩んでいたという。

 岡野市長は退職届を「保留扱い」とする一方、後任者選びに入ったが、同病院の再建計画に大きな影響が出ることが予想される。

 佐藤院長は、02年10月に同病院外科部長に就任。副院長を経て、05年12月から4年間の任期で病院長に就任した。

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本当にどうにもならないのだと思う。
深刻である。

日大とうまく行かなくなったらしいとのこと。
旭中央は別の意味で有名病院だから、そこまで通院する元気があれば、
しばらくは大丈夫だろう。

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医療者側の協議で、旭中央から銚子市立病院を含む近隣病院へ医師を派遣し、なんとか医療体制を立て直そうという努力 もなされていた。

銚子市だけで7万人だからひどい過疎というわけでもない。

近隣地域へのドミノ倒しが始まる。とりあえずは旭中央への集中が始まり、
いつかパンクするだろう。

地方議会の議員達は 土建屋が多い。
特に県会議員は土建屋と関係があることが多い。
だから 道路特定財源で必死になる。 
土建屋の集まりの市議会が院長を無能呼ばわりしたらしい。
報われない悲しい院長先生である。

K島労災病院も医師引き上げでアップアップ。
千葉に出るまで1時間半、東京まで2時間。
銚子電鉄が通っていて、東京駅から直通というわけでもない地域。
千葉県、茨城県の狭間で協調もなかなか進まないという。

医師が足りない→患者を診察しきれない→収益があがらない→設備投資できない→魅力のない病院→医師も患者も敬遠→ますますさびれて赤字になる、この悪循環。

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銚子市は人口73000人、市税71億円、市職員728名、人件費80億円、地方債残高312億。日本国中、どこの町でも市職員の人件費で地方税が全部消える、それでも足りないということのようです。
銚子自体は数年前に開校した千葉科学大学への68億の寄付金もあり、財政破綻状態に陥っているとのこと。
大学ができれば、商売になるかと思ったら、意外とみんな遠いところから通学するのだとか。