鉄舟と次郎長

山岡鉄舟が清水の次郎長に
子分がたくさんいるそうだがおまえのために死んでくれる子分は何人いるか
と聞いた。

次郎長は
俺のために死んでくれる子分など一人もいない。しかし子分のためなら俺は死ねる
と答えたそうだ。

鉄舟と次郎長が話すことがあったものかどうか分からないが、
やはりたいしたものだ。