「きめ細やかな対応必要」 自殺対策で有志議員ら

「きめ細やかな対応必要」 自殺対策で有志議員ら 
 
記事:共同通信社提供:共同通信社【2008年6月23日】
 警察庁の自殺統計が公表されたことを受け、自民党の尾辻秀久参院議員会長ら超党派の議員による「自殺防止対策を考える議員有志の会」が20日、参院議員会館で緊急会合を開き、今後の活動方針を話し合った。

 尾辻会長は「10年間にわたり3万人を超えたというのは極めてショッキングな数字」と指摘。社民党の福島瑞穂党首は「自殺対策基本法が成立したにもかかわらず、まだ自殺者が減っていない。きめ細やかな対応が必要だ」と述べた。

 会では警察庁や内閣府の担当者が硫化水素自殺が急増している現状などを報告。出席した特定非営利活動法人(NPO法人)「自殺対策支援センター ライフリンク」の清水康之(しみず・やすゆき)代表は「対策が地域ごとの実態に即したものになっていない。情報を対策にいかす仕組みをつくってほしい」と訴えた。
 
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紹介されているライフリンクのページにはいろいろと役立つことがのっている。
http://www.lifelink.or.jp/hp/link.html

今すぐ「助け」が欲しいとき
「借金」に困っているとき
「労災手続き」について知りたいとき
「遺族のつどい」について知りたいとき
世界の自殺対策関連組織
「いじめ」で困っているとき
「職場の悩み」を相談したいとき
「うつ病かも」と思ったら
行政窓口・統計資料など
ライフリンクの仲間たち

6/28付記
NHKドラマ 監査法人 で、追い詰められた担当者が自殺してしまった。
パワーハラスメントの結果といえるのかもしれないが、
ドラマの作り方として、こうしたハラスメントを使わないで、特に自殺を結果としないで、
工夫はできなかったものだろうか。
それほどに追い詰められていたということの表現として、
自殺という結果は、いままでも使われてきた。
しかしそのような自殺には何重にか問題があるのであって、
現実にそのような側面があるとして、
それをどう描くかについては、
もう少し戦略があってもいいのではないかとも思える。
どうしようもなくなって自殺という描き方は技がない。
そのドラマを見て、まるでドラマみたいに自殺するとして、
追い詰め方も、追い詰められ方も、
素敵じゃない。
素敵じゃない役を描きたかったのだろうけれど、
これをどうしても描くなら、パワハラは後で糾弾されるべきなのだと明示して欲しいものだ。
そして理由がなんであれ、自殺する以外に選択肢はあるのだということを丁寧に描いて欲しかった。

周囲に追い詰められて、自分も他のことが思いつかなくて自殺しかないという場合、
他の仮説、検証、訂正の3プロセスを思い出して欲しいものだ。
まず、他の仮説はあるだろうと思う。
それは何だろうと頭で探す。そしてそれを行動で検証する。結果を訂正する。
いつでもこのプロセスなのだ。