映画「人生は、奇跡の詩」

エピソード1。
アラブの老詩人の妻への愛の物語。
彼は若い時戦争に行った。帰国すると妻は天然痘の後遺症で顔に痣が残っていた。老詩人は「戦地で目を負傷し、盲目になった」と言って、妻が亡くなるまで盲目で通した。

エピソード2。
靴を泥棒しようとして、新しい靴を履いたまま走った。気がつくと原っぱだった。不思議なことに追ってきた店の人たちは立ち止まって、遠いところから、靴を返せと叫んでいるようだ。言葉が分からない。仕方なく片方投げて返したら、もう片方も返せと声をからして叫んでいる。もう片方も投げたら、地雷が爆発した。ここは地雷が埋め込まれている地帯だった。命からがら逃げ帰った。

評価
物語3/5
映像5/5
音楽2/5
映像は大変美しく、意味も表情も濃縮されているので、
一回見ただけですべてが分かるわけではないと思う。
DVDで何度か見たい作品だと思う。
パパが詩人になったわけを知るときの二人の娘の表情が、
特に印象に残った。

イタリア語は詩にぴったりだ。
オペラの台本を朗読しているように聞こえる。
饒舌を賛美する。

多分、どこの言語もそうだけれど。
たとえば中国語も、多彩な響きとして耳に華やかである。