不義理 義理チョコ 江川デビュー当時

むかしお世話になったのに、
挨拶さえしていない、
不義理を重ねている人の顔がちらっと浮かび、
当時の時間を30秒くらい思い浮かべていた。
義理チョコという文字で思い出した。

いや、違うか。
なんとなく自分の内部に運動の感覚のようなものが沸いて、
最近スポーツニュースで見る、プロ野球キャンプを
思っていた。
バットをスイングする様子を思い浮かべていたら、
昔の広島・小早川を思い出した。
すると、江川が小早川に三連続ホームランを打たれて、
引退を決意させられたことなど思い、
すると、江川がデビュー当時、ペナルティで2ヶ月だったか、
出場が停止されていて、
解禁されてテレビに登場したのが6月くらいだったかもしれない。
その当時ある人にある仕方でお世話になっていて、
その人とテレビを眺めながら、
江川は速いねなどと話していたことを思い出し、
そういえば不義理をしているなあと考え、
というつながりであったかもしれない。
白川さんという人だった。

書いていて思いだしたのだが、
別の春の昼下がり、
開幕戦は巨人-阪神のデイゲームだった。
当時江川と掛布の対決が中心だった。
やはり掛布にホームランを打たれたような気がする。
情けなさそうに首をかしげる江川の仕草が目に浮かぶ。
場所は高円寺、ほのぼのとした時間であった。