県自殺対策推進本部(本部長・東国原英夫知事)が24日開かれ、2007年10月までの県内の人口10万人当たり自殺者数「自殺死亡率」が29.1人(前年同期比3.2ポイント増)で、秋田県に次ぎ、これまでで最悪の全国ワースト2になったことが分かった。全国平均は20.5人。県内自殺者数は、男性237人、女性95人の計332人(同35人増)に上った。

 年齢別では、50代が94人(約28%)で最も多く、50代‐70代以上は計225人(約68%)で、働き盛りの壮年期や高齢者の自殺が増加した。地域別では、06年度から保健師らがうつ病対策などに取り組む西諸県が前年同期比18人減少したが、都城北諸県は同21人増、日向入郷は同10人増加した。

 県の自殺率は1996年以降、全国ワースト3‐7を推移。一方、自殺率上位の青森県など東北地方では、保健師養成などで自殺率が年々減少しているという。県では08年度、うつ病対策強化を柱に市町村と連携した自殺対策支援や産業医などの人材育成、自殺未遂者・遺族ケアなどの「自殺ゼロ」プロジェクト推進事業に取り組む。

 東国原知事は24日の定例記者会見で、自殺率増加について「ショックだ。自殺者が減った地域などを分析し、効果的な対策を探って積極的に対応する」と述べた。

=2008/03/25付 西日本新聞朝刊=

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秋田とか宮崎とか何か特に原因があるのだろうか。
よく分からない。