状況把握が悪いのではないか

今日会った人はだいたいこんな意見
年寄り同士で話すとこんな感じだ

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航空幕僚長はどうしたらなれるものかよく分からないが
この人が指揮官になって戦争をしたら
多分負けると思う
指揮に従って命を落とす人がかわいそうすぎる

景気のいいかけ声と
突撃ラッパはできそうだけれど
冷静で周到な状況分析はできないことが分かった

やはり軍隊にしないで自衛隊でよかったのだ

サッカーの人たちの発言をみても
何度も何度も同じように負けているのに
いつも勝つぞとか言っていて
どうかしていると思う
非常に類似の構造を感じる

国際戦でのスポーツの成績を見れば日本は女性の方が強い
たぶん女性を指揮官にした方が強くなるだろう

昭和の戦争は
ドイツがひっょとしたらヨーロッパを統一するかもしれないというので
勝ち馬に乗った感じで一緒に組んで
東南アジア侵略を政治家が始めたことなんだと思う
こんなのも一面的な見方だとは思うけれど
しかし途中で形勢は悪くなって
やめたかったけれどやめられない人たちがいた
軍人である

挙げ句の果ては神の国だとか言って
全然神の国ではなかった
負けたらさっさと前言を翻しアメリカべったりになった

今後アメリカが新たな成長の契機をつかめなかったら
当然合理的な戦争をしたいはずで、
アフガンもどこもベトナムの二の舞のようで調子が悪くて、
最後にうまくいった戦争は対日本だと思い出し、
その後も対日戦争に勝ったうまみをずっと享受したのだから、
もう一度日本を叩けということになり、
核武装の疑いがあるとか、自衛隊の一部に不穏な雰囲気があるとかで
今回明らかになったような部分が使われるかもしれない。

もう日本には核爆弾を打ち込んでいるのだから三発目を使っても
特にどうということもないかもしれないではないか。
だからよほど慎重にして欲しい。

日露戦争だってよく知らないが司馬遼太郎の書き方だと
ほとんど偶然に勝ったような感じらしい。

韓国は日本を攻撃する口実があるし、中国にはますますある。
アメリカが一番野蛮な国だが、ロシアだって危ない。
どこかが始めれば、やはり日本は危ないとか言って
どこかが対日本で参戦することは十二分にある。
輸出戦争で日本が消えてくれたらずっと有利になるはずだ。

誰だって弱い軍隊と戦争したいはずだ。
弱い軍隊はどこか、すぐに分かる。
指揮官が子どもな国だ。

言論の自由があるとお子様の論理を振りかざして
トンでも歴史と陰謀論で
経済の季節に政府を困らせている風景

言いたいことを言う
憲法を変えればいい、私の信念は変わらない
白黒はっきりさせる
悪役を見つけてみんなを黙らせる
社会の複雑さについて行けない人たちが単純さを求めて簡単な解決に走る

いつか来た道そのままである

日本は島国で端っこだから
歴史的にどうしても日本を占領しようという圧力は弱かったのだろう
だから戦争の遺伝子は鍛えられていないと思う
外交の遺伝子も鍛えられていないと思う
少なくとも日本語には埋め込まれていないのだと思う

日本語をしゃべっているうちは戦争をしたら負けると思った方がいい
源氏物語の言葉なんかで勝てるはずはない
そもそも若者がいなくなるのだから
戦争しようもない
高齢女性が戦争に向くか?

核武装しようとした瞬間に先制攻撃されていると思う
スパイ戦で負けているから

もっと高等な外交戦略で生きていく方がいい
自衛隊は自衛隊でいいし民間人を恣意的に戦闘機に乗せて
喜んだり喜ばせたりしていればそれでいい
しかし国を危うくすることはよくない

子どもが指揮官ならばたいしたことはできないはずだが
それは他国にとっては安心というだけである
他国に勝つことはできなくても
自国民を大量に殺すことはできた
それはかなりの被害である
優秀な人がたくさん死んだ
それを学んだのがかつての戦争ではないか

戦争するたびに優秀な人が死ぬのである