商品はボーダーレス労働力はボーダーありの矛盾

素人の感想だけれど
東京は生活費が高すぎる
不動産が高すぎる
日本全体におそらく高すぎる

安い賃金は国際競争の観点から外せない必須の項目である
だとすれば生活費が安くなければならない
それなのに安くない

安くならないのはなぜなのか考えると
多分豊かだった時代に中間で利益を吸い取る仕組みができてしまっていることと
保護と称していろいろな規制に守られ続けていることとがあり
いまさら変更・改善できないということなのだろう

たとえば産地偽装などで捕まったというニュースを見ていると
必ず問屋とか仲介業者などが入っていてロンダリングしている様子だ
同じようなことがどこでもあって結果として物価が高いままなのだろうと思う

もっと根っこのところで役所の規制があって安くならないとか
またたとえば
国産スパゲッティ業者が海外スパゲッティの輸入業者も兼ねているので
自分のところの商品よりも安く出すことはないとか
いろいろな事情があるらしい
今ではずいぶん改善されたのだろうか

物価が高いままで賃金が安いのならば
人は物価が安くて賃金が安い地域に移動するはずだけれど
されほど移動は激しくもないようだ

移動を妨げるのは言葉、法律、教育などだろう
言葉ができて健康ならば少しでも条件のいい場所で働けるように積極的に動くだろう

田舎から東京に来るまでは特に問題なくできるようだけれど
海外に行くのはためらわれる様子だ
行くとしても金を稼ぎに行くのではなくて金を払いに行くだけのようだ