鳩レース

こんな記事。鳩と鮭ではメカニズムが違うのだろうか。

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日本鳩レース協会によれば「鳩レースは今でも大小合わせて年間約5000レースは開催されていますよ」とのこと。

レースは鳩の帰巣本能を利用して行われる。日の出とともにスタート地点から放たれた鳩たちは最長1000kmも離れたそれぞれの鳩舎を目指す。スタート地点は同じでもゴールは別々。彼らは早ければその日のうちに、遅くても翌朝には帰還する。順位はスタート地点から鳩舎までの平均分速で決まる。

「10年ほど前から鳩舎のセンサーで自動打刻する方式になりましたが、それ以前は鳩が帰ってくるのを待って計測用のゴム輪を外すというやり方。愛鳩家に自営業者が多いのはこのせいです」

鳩は太陽の方角をチェックしながら飛ぶ。従って曇りや雨の場合は順延。オーナーは天候待ちで現地に1週間滞在することもあるそうだ。

専門誌に『愛鳩の友』がある。

「鳩レースは競馬と同様、血統重視の世界。そうした選りすぐりの鳩に、特製の飼料を与えながら訓練を重ねます。レース鳩と公園などにいる土鳩とは頭脳も体力も違うんです」

しかし、帰還率は年々減っているという。

「最近では3割ぐらいしか帰ってこないレースも。タカなどの猛禽類に襲われたり、あとは携帯電話の電磁波が影響しているのではという説があります」