醒め際の現実遂行の夢

朝、非常に眠くて、でも起きなければならなくて、
やっとの事で起きて、いつものことをいつもの手順でまったく何も考えず、
ただ眠いと考えながら、一通り終わったあとで目が覚めて、
今のは夢だったのかと思い、再びさっきの夢と同じように、
いつものことをいつもの通りにやった。

これから考えても、意志と実行との間には時間差が作為的に作られていて、
そこで能動感や現実感が発生するのだと思う。

夢の中の行為は現実からのフィードバックがない。だから現実感に乏しい。

夢が覚めて再びまったく同じにできるということは、すでに実行プログラムがそこにあるということで、特に意志を必要としないということだ。それでも意志の方が先に判定部分に到着し、現実からの手応えがあるから、能動感が発生している。

能動感も現実感もなくても遂行はできるのだ。
だから進化論的にそのあとに能動感や現実感が成立したのではないかと思う。