企業内生活保護

企業内ニートとか企業内生活保護とでも呼んだらどうかと思う状態もある

要するに仕事をしない
縄張りを守る、つまり、自分の仕事ではないと拒否する
上からの明確な指示がない
話を正式に聞いていない
などなど

そんな言い訳をしている間に
仕事をすれば自分も会社にいやすいだろうに、
そうしない
徹底的に仕事をしない

会社で新聞を読んで本を読んでネットを見て、
時間になったら、さっさと帰る。

最初は、事情もあるんだろうと思い、
会社で誰も波風は立てたくないので、
見て見ぬふりで、話が出ても、肯定するでもなく否定するでもなく、
興味があるでもなくないでもなく、距離をとっている。

しかしいずれ直接仕事の交渉をする日がやってきて、
ぶつかってしまう。
そして諸先輩と同じように腹をたて、飲み会で叫び、
そうだそうだと慰めてもらい、
結局自分で仕事をして、その人は相変わらず
悠々自適である。

多分どの会社もに組織にもそんな人がいて、困っていると思う。
それを打破するのは、リバタリアン的発想しかないと思う。
頑張ってくれた人に報いる。
しかし誰が頑張ってくれたのかを誰も公正に判断できないのだった。
息苦しいねぇ。

でも、世の中の不合理・不条理で言えば、まだ小さいことのようで、
現状では黙認されている。

そういう人は、サンダルの裏のくぼみにぴったりはまった石ころのようなもので、
誰もどうしようもない。
上司が怒ってもだめ、
人事がやる気を引き出そうとしてもだめ、
医者にはもちろんいかないし、
自分の存在の仕方を疑問に思わない。
そんな感受性がない。
怒られると、どうして自分が?と思い、上司は何か家庭で揉め事でもあって、
八つ当たりしているのだろうかと、思っていたりする。

たくさん働いている人は、確実に二人分くらい働いている。
しかし二倍儲かるわけでもないし、権限が増えるわけでもない。
急に出世するわけでもない。
困ったねえ。報われない。
神様も見て見ぬふりだ。

しかしそんな人が世の中を支えてくれているのだ。
すくなくとも私は感謝しているし、応援する。
分かっている人は分かっているから、
安心して下さい。