国民は何に汗を流せばいいのか

グローバル経済が示したものは
世界は弱肉恐縮であるということである

自給自足して小さくまとまることができるなら
グローバル化から逃れていられる

そうでない場合は当然弱肉強食なのである
国外で弱肉強食、国内で福祉国家、この二つをいかにして両立できるか、
難問というより、不可能である。

誰かスーパーお父さんみたいな人がいて
すごく働いてみんなを養い守ってくれるというはずもない

当たり前に考えて、現在の日本人がおおいに働いて汗を流し、
その成果物を海外に売り、そのお金で海外から物資を買うということになる。
一体一般国民は何の仕事をすればいいのか。

また、金融資産を活用すべきだとの意見も強いのだが、
個々人にそのような芸当ができるはずはなく、
誰かが請け負う。そして庶民には損ばかりが残るだろう。
そんな話は信用してはいけない。

何に汗を流せばいいのか、分からない。
誰が分かっているのか、それもちっとも分からない。
それが現状だろう。

スポーツジムで汗を流していて
中国製品が買えるものだろうか?

外で働いてきたお父さんをつかまえて
もっと家族サービスしろと
依存を強めている家族の光景のようだ

子供は親にワガママをいい
親は政府にワガママをいい
結局誰もどうしようもなく
財政は破綻を待つだけである