ネット社会の実感

最近はあう人ごとにあなたにとってネット社会とはどんな感じのものですかと
感想を聞いて回っている

意外に多いのは、
ネット社会の人たちのことってよく分からないという感想だ
マニアックな世界には多少の違和感を感じているという

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2チャンネルなどを見るとびっくりする
いったいどんな人たちなのか分からない。
どうして何が楽しいのか分からない。
すごく偉そうに総理大臣を批判しているけれど
その人がそんなにいいことを言っているとは思えない
どうしてあんなにすごい言葉遣いができるのだろう
気持ちが悪くなる
芸能人などの情報をやりとりしているのかもしれないけれど
あれって、無料でしょう?
情報を出す方もただで出す世の中でもないし
私は必要な情報はお金を払って手に入れるものだと思っている
なにより忙しいし時間がないから
あのような一覧性の悪い情報は私に向いていない
本当に大切なところだけピックアップしてくれないと見る気がしない

言葉も特別だし
時々よく分からない絵があったりして
あれがどのように楽しいのか私にはよく分からない
それぞれ特別な世界があって
長くつきあっていると独自なルールができていくんだろうけれど
何回か見ただけでは
なんだかすごい人たちがきついことを言っているようで
あの独特なネット方言で何を意味しているのか把握できない
私には縁のない世界だと思う
共感できない

少なくとも心の栄養にはならないみたいだから
私は行かない

料理のレシピなどを検索したりする

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というような意見が何人かいた
ある程度距離を持ってネットとつきあっているという感じだ

世の中で心配をしているほどの害悪にはなっていないのかもしれない
目立つ人はいるけれどそれは例外だろうという感想だ

一部はもともと共感性のよくない人たちの世界かもしれないねと感じているらしく
共感は期待しないとのことだ
なるほど見て楽しめない人に問題があるわけでもない

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誰でも自分の居心地のよい場所があって
たまたまネット上で集まりやすい人たちもいる。
たとえばコンピュータが好きであれこれ情報をやりとりしている人にとっては
現実の友達よりも有用な情報源になるだろう。
それがカトリック教会ならよくてネット社会なら悪いともいえないだろう
しかし
カトリック教会で気をつけなければならないことがいくつかあるように
ネット社会でも気をつけなければならないことはいくつかあるから
そのことに気をつけるのは当然のことだろう

そんな人たちがマシンについての議論をしたり
ゲームについて情報を交換したりするのは当然だし
あるいはメーカーもそのあたりから情報を拾っているかもしれない。

新しい集団や新しい社会では様々な不安定要因があるもので
古いカトリック教会のような安定性に至るにはいろいろなプロセスがあるだろう
OSがだんだん安定していくプロセスのようなものだ
新しいことができるようになって不安定になりだんだん安定して
また新しいことができるようになって不安定になりまた安定していく

ネット社会にはいろいろと問題があるけれど
十字軍や魔女狩り、異端弾圧のようなことはまだしていないと思う

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韓国の女優さんが自殺するでしょう、
私あれがどうしても分からないの、
なんていわれたって、あんなにきれいなんだから、いいじゃないと思うの
そりゃ、いろいろとがっかりすることもあるでしょうけれど、
鏡に向かったら勇気が出るはずだわ、
私たちなんかこの顔でずっと生きて行かなくちゃならないんだから、
ずっとつらいはずなのに、生きてるのよ、
どうして死んじゃうの?

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この人はお医者さんについて、
最近は黒髭先生ってわけにはいかないのね、
と語っていたが、
それは赤髭先生だろう。
黒髭は海賊、それに日本人ならたいてい黒か白の髭だ。