行きはよいよい 帰りはこわい

通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの 細通じゃ
天神さまの 細道じゃ
ちょっと通して 下しゃんせ
御用のないもの 通しゃせぬ
この子の七つの お祝いに
お札を納めに まいります
行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも
通りゃんせ 通りゃんせ

行きはよいよい 帰りはこわい
とは
実に人生をよく言い当てている

風呂の中で思った。

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通りゃんせ 
という日本語はどこかの地方の言葉なのだろうか
遊郭の言葉だろうか
とも思ったがそんな説はないらしい

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坂を登るときも、
登りはきついけれど、まだやる気がある。
くだりがとてつもなくきついこともある。

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人生は片道切符のような気もする
行ったら行ったきり帰っては来られない

行きはあるけど 帰りはないさ

帰るときはたいてい気力がなくなっているものだ

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行きはよいよい 帰りはこわい

シェイクスピアが使いそうな一節だ
多分、道化に言わせると思う