意外に蔓延している恐怖症

会社が怖いからうつになった
これは本質は会社恐怖症

上司が怖いからうつになった
これは上司恐怖症

電車が怖いなら電車恐怖症で
蛇が怖いなら蛇恐怖症だ

電車運転手が電車恐怖所になったら、
きっとうつのDSMの項目を満たす。
だから、うつと診断する。
でも、本当は電車恐怖。

事務職なら、電車は一場面である。
電車運転手にとって電車は仕事の全場面である。

同様に、
会社員にとって会社は全場面であり、
部下にとって上司は全場面である。
だからうつになる。

でも本当は恐怖症と言うべきなのかもしれない。
だって、内因性の要素がないから。

内因性でないうつは、ストレスに対する反応だと大きく考えればよいのであって、
恐怖症は分かり易いもののひとつである。
何かが怖いというのは、大きなストレスで、それが持続する場合は、特に反応を起こしやすい。

これを適応障害と呼ぶか、会社恐怖症と呼ぶか、一貫した理論が必要である。