玉堂鳥の図

玉堂作品中に鳥の図がある。
画面左から中央にかけて樋が走り、
その上に鳥が足をかけて一羽立っている。
水は左から右に流れ、樋から出て右下に注ぐ。
鳥は垂直に立ち、視線は樋と平行に右に向かっている。

樋、水、鳥の視線が、合計三本の線になって、左から右に、水平に流れている。
鳥の体は垂直に立っている。
画面左下半分には樋を支える足が何本か書き込まれている。

そんな絵が印象に残った。