種をまいて芽が出る

嘆きで悲嘆反応を思い出し
精神分析から小此木啓吾先生を思い出した
なくなってどれくらいになるだろう
精力的な人だった
そして人の世の空しさを再度思う
この世で獲得したものはすべて死によってはぎ取られる
どんなにどんなに努力してもすべてはぎ取られて無に帰する
これは動かしがたいと思われる

たとえば小此木氏にしても
いま私はこうして綴り
そのことは小此木氏が死後もまだ影響を与え続け
世界を良い方向に変えつつあると思い
そのことは素晴らしいことだと思う
だから絶望ばかりではないし
悲嘆ばかりではない
種をまけば
芽が出るものなのだろう
そのことに生きる意義を見いだしていれば
やはりそれ相応に報われる世の中であるとは思う

種をまいて芽が出て
稀に大木になる