妹にし触れば われさへに触れ

妹に恋ひ 寝ねぬ朝に 吹く風は 妹にし触れば われさへに触れ 

あなたが恋しくて眠れなかった朝でした
風が吹いています
あなたの肌を撫でた風ならば
わたしの肌も撫でておくれ

君恋し眠れぬ朝に吹く風よ 肌を求める浅き夢よ

お前はわたしを眠らせない
風の中にお前がいる
恋の微粒子が濃く煙る