約二十人に一人が仮想空間を利用 でも実際は?

仮想空間利用700万人超、国内、9月末推計――トヨタ、新車発表、運営者増加。(2008/10/23)
 ネット上の仮想空間に住んだり、ゲームをしたりする日本人は七百万人超に――。九月末に単純計算で約二十人に一人が仮想空間を利用するようになった。運営企業が増え、交流サイト機能や各種イベントなどコンテンツも充実。トヨタ自動車などが仮想空間で新車を発表しており、運営者以外の企業も広告目的などに活用が広がっている。

 国内でサービスを提供する主な九つの仮想空間の利用者は、九月末の推計で前年同月比四割増の七百四十一万人。世界で約千五百万人が利用する米リンデンラボ社の「セカンドライフ」は、日本人登録者が同二割増の約九十二万人。最大はディー・エヌ・エー(DeNA)の携帯交流サイト「モバゲータウン」の約四百五万人で、六割増えた。

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登録したけれど、面倒な割につまらなくて、それきりという人も多いらしい。
「シンデレラごっこ」
という言葉も聞かれる。
そうだろうな。

そんななかで
ソネットエンタテインメント 176,000  -18,100(-9.33%)  1,582株
と見事に下げている
たぶん誰も気にしていないと思うけれど
先日までは35万円くらいあった様子だ。

PostPetはかわいいのだけれど、
やはり自分としては使う気はない。
ポストペットスクエアとか
ももちゃんの妹とかあるようだけれど
株価が持ちあがりますかどうか。

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再度仮想空間の話題に戻る。
話題を拾うと、まずlivelyのことが思い浮かぶ。

 「数百万円の投資を行ない、ミュージアムやショールームを作ったが、人が集まらなくて廃墟のようになっている」

  「これまでの収入は初期投資額の10分の1程度。撤退した同業他社もいるが、満を持して参入しただけにどうしたものか……」

 現在、セカンドライフに参入した企業の担当者は、口々にため息をついているという。

 このセカンドライフ(以下SL)、平たく言えば、壮大なオンラインRPG(ロールプレイングゲーム)のようなもの。自分の分身であるアバター(着せ替えなどが自由にできるネット上のキャラクター)を作り、仮想空間内でSIM(「島」と呼ばれる土地)を購入して生活する。空間内にはショッピングモール、遊園地、銀行、個人の住居など、現実世界に存在するありとあらゆる場所があり、アバター同士が交流している。ただし、通常のRPGのように「ゴール」はない。

 これがタダのゲームでない理由は、現実世界とリンクする「リアリティ」である。空間内では、自分で店を作って自由にビジネスができるのだ。「リンデンドル」という仮想通貨が流通しており、これは現実社会の米国ドルと換金も可能。現実さながらの「バーチャル社会」を楽しむことができる。

 実際、アカウント登録者は伸び続けてきたものの、その勢いは表面上の数字だけで判断できない。「1400万人の登録者のうち、アクティブユーザー(何度も訪れるコアユーザー)は、月間60~70万人程度」(山崎秀夫・野村総合研究所主席研究員)であり、全体のわずか4~5%に過ぎない。

 SLにユーザーが定着しにくい理由は、複数ある。第1に、登録作業が複雑なうえ、何をするにもおカネがかかること。第2に、3DCGが最新のゲームより見劣りするわりに高機能PCでしか快適に遊べず、アバターの操作も難しいという、技術的な問題。そして第3が、深刻な事態を除いてリンデンラボ社が原則として介入しないため、現実社会さながらのトラブルが置き易いことだ。

 最近では、悪徳ユーザーによるサギ行為が行なわれたり、金融機関が取り付け騒ぎを起こして取引が一時全面ストップに陥るなど、トラブルが相次いでいる。一部では性犯罪も増えているというから、何ともせちがない。

これらの理由により、「街そのものに人気がなくなり、人気のある企業の施設以外は閑古鳥が鳴いている」(電機メーカー)という風景が常態化しているのだ。最近では、業を煮やして撤退する企業も続出している。

 ユーザー層の変化による影響も大きい。「現在のSLは、仕事で疲れ切った女性ユーザーのシンデレラごっこの場になっている」と苦笑いするのは、ある男性アクティブユーザー。登録者の男女比は6:4だが、滞留時間は4:6と女性が逆転している。これは、ブログやSNSから流れてきた女性たちが、自己表現の場や「癒し効果」をSLに求める傾向が強くなったためだ。

 男性ほどビジネスに興味がない女性ユーザーを中心にウケているのは、番組放送やライブに関するテレビ・音楽会社などのメディア企業、MBAや英語の講義に関わる教育系企業など。一方で、「センスの良いユーザーが経営する店にお客を根こそぎとられてしまった」と嘆くアパレルメーカーのように、仮想空間でのプロモーションに慣れていない企業を、一般の女性ユーザーが駆逐してしまう例さえある。

 最も人気があるサービスの1つが、フィンランド生まれの仮想空間「ハボホテル」(Habbo Hotel)である。世界30カ国以上の人々が利用しており、アカウント登録者はなんと1億人以上。仮想空間の舞台は都市ホテルで、欧風デザインが日本のユーザーにも人気だ。アバターの自室を飾る家具や小物の売買が活発に行なわれている。

 米国のディズニーが運営する「クラブ・ペンギン」(Club Penguin)も、可愛いアバターやアイテムの取引、チャット、ゲームなど、子供がハマる要素が満載。すでに登録者が1300万人とSLに肉薄する勢いだ。各チャットルームには「モデレータ」とよばれるスタッフが常駐しており、「いじめが起きると犯人を追い出す」など、セーフティネットが充実しているため、保護者の信頼は厚い。こういったフィルタリングは、SLではあまり徹底されなかった要素だ。

 同じく、10代の女の子に大人気のバービーガールズ(Birbie Girls)は、米国の玩具メーカー・マテル社が運営するバービー人形のアバターで楽しむ仮想空間。こちらも登録者は1300万人を突破している。

「チャットの進化形」として注目を集め始めているのが、ドイツ生まれの「ウェブリン」(Weblin)。ミニサイズのアバターがウェブ画面に現れて楽しく会話ができるという風変わりなサービスは、コアな人気がある。

検索サービスの巨人・米グーグルが、仮想空間サービス「ライブリー」(Lively)を開始した。「無料、シンプル操作、他のネットサービスとの連動性重視」というウリ文句からも、頭打ちに陥っているSLの対抗軸を目指していることは明らかだ。新たな仮想空間に参入して儲けようとする企業は今後も後を絶たず、市場はさらに盛り上がる可能性が高い。特に、09年から開始される米国のテレビ放送デジタル化が、その起爆剤になると見られている。

 だが、「仮想空間サービスはオンラインゲームの発展形。参加者には目的意識が薄いゲーマーやブロガーも多い」(SLのアクティブユーザー)というのも事実。参入の効率性をよく吟味しない企業は、今後もSL参入時と同じ轍を踏むことになりかねないのである。

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現実に生活がこんなに忙しくていっぱいいっぱいになの
仮想空間でまた何かをしようなんてどういうことなんだろう。
よく分からない。
時間の節約になるならいいな。仕事をする、本を読む、寝る、食べる、風呂に入る、人に会う。
もう何も節約できない。
どうしたものか。

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もう1人の自分を別の空間で生活させたいとの気持ちは分からないではない。
しかし私はこの生活さえ面倒見きれないでいる。もう一つは、無理。

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いま改めてソネットのももちゃんを見てみると
なんとなく慰められる感じがしてきた。
案外いいかも。
速いだけが能じゃないな。

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ネット社会での「なりきり」はどうしたものかといっているのに、

ナリコミュ(α版)
は、So-net SNS(β版)を利用してさまざまな“なりきり”系SNSが開設されていることを受けて開設されたサービス。SNS内のコミュニティーでは、色々な“なりきりコミュニケーション”が行なえるほか、メンバー検索で自分に合ったフレンド“なりトモ”(なりきりフレンド)を検索できるのが特徴。

なんていうのがあった。2007年のアナウンスで、いまもアクティブなのかどうか分からない。
あこがれのあのキャラになりきるというもので
人の親にとっては、子どもがそんなことに熱中するとしたら、
あーあ・・・という感じ。