高台の家

城南五山など高台の家は
いずれも坂を上ることになり
高齢になって
慢性閉塞性肺疾患にでもなっていると妙に息切れして
酸素が薄い感じがしてやり切れず、
桜の木の下のベンチで一休みしている間に
小水を催したりして、
どうにもならない。
水分を控えていると脳梗塞になりそうだし。
意地でも水分は多めにとるつもりだ。

そういう点では下町の低い家の方が楽なのだ。
地震が来れば最後だけれど、
それはまたそのときだ。
わたしは地震の時にも坂を上る元気はない。
みんなと一緒の坂の下にいたほうが楽だ。

阪神の震災の時にはやはり高台のお屋敷が助かったのだろうか。
知り合いは特に被害はなかったと言っていたから
芦屋と言ってもいいところなのかもしれない。