多様性と柔軟性をもった精神

モンテーニュ先生。

人間の最も肝腎な能力は、さまざまな習慣に順応できるということ。
もっとも美しい精神とは、もっとも多くの多様性と柔軟性をもった精神である。

「多様性」という言葉は、ダーウィニズムのキーワードである。
DNAの多様性を保つ場合に、
生物は次の世代での生き残りの確率が高くなる。
この観察から、人間の脳の場合にも、
思考や感情の多様性を許容する方が、
生存競争には有利であると考えられている。

これは言葉を換えれば、寛容の精神ということになる。

多様性、寛容、共存。
これらが人類の生存のキーワードである。