ネット社会と日本語

ネット社会のすさんだ様子を見ていると
日本も末期だと思い
さらに少子高齢化もあるので
文明はこのようにして終わるのかと思っていたら
アメリカでもティーン・エイジャ(12~17歳)について調査したところ
約4分の3が過去12カ月間に少なくとも1回はオンラインでいじめられた経験があるらしい。
親が良かれと思って子供のネット使用を制限したりすると,
親子関係や子供の社会生活に悪影響が及ぶ可能性があると書かれていて、
なるほど、簡単ではない。

一方韓国では芸能人についてコメントが盛んらしく、
自殺者が連続して、そろそろどうにかしようという話になっている。

アメリカと韓国の様子を見ていると日本だけが最悪と言うことでもなく、
ネット社会に置かれれば、人間はそのようになるものらしく、
新しい道具をどのように使うか、これから学習していく段階なのだろう。

そう考えてみれば、日本人が日本語をもっぱらしゃべると言うことは有利なことでもある。
英語で普段生活してネット社会も英語ネット社会にいるとなると、
ひっょとするともっときついかもしれない。
アメリカも文化によってかなり差があるけれど
たいていは日本、韓国、中国の区別はつかない。
有色人種の一部なのでそういった扱いになる。

さっさとアメリカに行くくらいの人は自我の強さがかなりあるのだけれど、
日本でぬくぬくと暮らしているような人は
英語でのものの言い方に
結構つらい思いをするかもしれない。

韓国や中国とも言葉が違っていて、むしろ良かったかもしれない。
そんな内向きなことも考える。

だんだん開かれていくのがいいけれど、
お互いにマナーを学ぶ時間がある方がいい。
ある種のモラトリアムである。
ネット社会の本免許はまだ先のことだ。