渡辺美里 美里祭り 2006! in 山中湖~初富士・美里・夏が来た!~

美里祭り 2006! in 山中湖~初富士・美里・夏が来た!~

よく分からないが、
この人は、
カトリック教会にいたとしても、
神様にお祈りしているよりは、
神父様の用を足して動き回っていそうである。

声が前に出るなあと思いつつ、
曲に恵まれないなあとも思う。

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君は一人ぼっちじゃないよ
いまは寂しくても

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君は本当の優しさに出会うだろう。

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すべてを
忘れてしまえるほど
強くはないんだよ
誰も

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ため息の出るような
あなたの口付けに

恋のバカンス

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総合芸術としてのフェスティバル・祭り

また、
人々が自分の身体の深い機能をもっともっと発揮して深く感動すること。
それが必要なのではないかと思っている。

道具を使って軽い満足を味わってそれで終わりなのか?
茶碗を作るのでも、スキーほ滑るのでも、
かなり原始的で、五感を働かせて、筋肉を動かし、
最高の結果にたどり着く。
それが人間の一番深い満足につながっているのだと思う。

即身成仏である。

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渡辺美里の歌は
どちらかというと抽象的で
あるいは歌詞のメッセージが弱くて、損をしていると思う。
だからメロディーも印象的なメロディーかつかない。
凡庸なのだ。
この世界にはとても奇矯な人たちがたくさんいる。
その中でとてもまともな人たちなのだと思う。
だから貴重なのだが。

しかしその代償として、
凡庸な歌詞とメロディーになってしまう。

決して悪いことではないけれど、
日展のいい絵がみんな似ているようなものだ。

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小太りのおばさんシンガーがこれからどこに行くのか、
ますます人の中に行って、祭りの歌を歌うのもいい、
わっしょいわっしょいと歌っているのは、
渡辺美里には先天的にふさわしいような気がする。

あるいは逆のほうこうで、
一人荒野に出かけ、神の声を聞こうとするなら
いままで以上の応援が集まるだろう。

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応援歌みたいなものを歌っているけれど、
歌詞が歌詞になっていないで、
ただのメモ帳の言葉のようだ。