みぞれのような幸せ

東京では朝、雪というほどの花びらでもない、
みぞれというほどの直線的な弾道でもない、
そんなものがちらほらと見えている。
傘をさすほどでもない。
濡れるほどでもない。うっすらと見えるし、
ときどきはほほをかすめる。
その程度。

それって、
私の人生における、
幸せの粒のようなものだ。
かすかに見えて、
存在は感じられるが、
はかない。