金曜ドラマ「ずっと逢いたかった」松本幸四郎

2006年9月の放送らしい。
ビデオに残っていたので視聴。
主人公は30年間勤め上げた会社を
あっけなくリストラされた。
年俸制の方が給料が上がるといわれ、年俸制を選択し、
些細なミスを理由に解雇された。
息子は引きこもりを続け、妻とは気持ちが通じない。
10年くらい前に海で拾ったビンがあり、その中に手紙が入っていた。
海軍軍人が差出人だった。宛名には「雪子」とだけ書いてある。
その手紙を届けてみようと思い立ち、旅に出る。

生きている意味が焦点で、
戦争中は、ただ生きていることに価値があり、生きていることのありがたさが分かる時代だった。
現代はそうではない。金や地位を手に入れてはじめて、意味のある人生と言えるかもしれないと思う。
でも、そうではないのではないか。現代でも、ただ生きているというそれだけで素晴らしいことなのではないか。そう思うようになる。

ユダヤ教やキリスト教では、
神があなたに人生の意味を問いかけているのだ
と言われることがある。
宗教色を薄めれば、フランクルのように、
あなたの人生は、あなたの人生の意味をどう考えるのか、あなたの答えを待っているのだ、ということになる。

問題集の解答を見て答えを知ることはできない。
生きることのすべてで答えを出さなければならないのだ。
なぜ生まれてきたのですか、
どう生きればいいのですか、
なぜこの世に不幸はあるのですか、
なぜ私が不幸にならなければならないのですか、
そのように神に問い、答えて欲しい場面がある。
しかし神はいつでも沈黙したままである。
神は沈黙したままで人間に問いかけているのだ。
人間が答えるしかないのだ。