ネットとの心理的距離

ネットの性質について考えるとき、
たとえば掲示板に書き込みをする人たちにしても、
その人が掲示板やそこで読んだり書いたりしている人たちとの
距離をどの程度に感じているかは様々ではないだろうか。

変わった書き方をする人でも、
ネットとの距離を近く感じているから書くという人と、
遠く感じているから書くという人とがいるように思う。

近く感じるからにくいという人もいるだろうし、
近く感じていてとても大好きだという人もいるだろう。
大好きだからある特定の人が気に入らなくて追い出したくなったり、
様々な事情があるものだ。

現実生活の重みがなくなってくると相対的にネット社会の重みが増してくる。
ネット社会でどのような役割の人間として振る舞うかも決まってくる。
ネット社会が本人にとって軽いものであれば、
たいしてややこしい態度はとらないだろう。
ある程度入れ込んでいるから他人を刺激したりするのだろう。

深いがネガティブな関わりというものもあるのだろう。
自分にとって大切な場所なのにどうしてネガティブに振る舞ってしまうか、
それを自己顕示の一つの形ととるか、
他者との関わり方の、その人の根本的なパターンと見るか、
ケースによるのだろう。

見ないでおいた方がいいという時にきちんと見ないでいられる
のも適切な距離である。