スイッチを押すだけなら平等で全能

スイッチを押すだけなら平等である
差別されない

コンピュータの画面上でクリックするだけなら
平等である
いいものだ

平等の感覚を強めてくれる

そして全能感を強めてくれる

なぜなら、コンピュータはクリックしてできることしかやってくれないが
その限定の中でなら誰もが平等で全能だからだ
人間が現実でできること以上のことを経験させてくれる。

現実世界では
お互いに格差をつけることで満足しているので、
無意味かもしれないが差を確かめるために活動している

そこから逃れて
コンピュータの中に閉じこもれば、
ある程度は平等感があり全能感のある世界に生きることができる

そのようにして時間を空費している間に
ますます現実場面での格差は開く
格差を受け容れたくないのが自己愛型の人間であるから
ますます閉じこもる

そのような成り行きにもなる