夢の世に土筆煮てゐる我は誰

夢の世に土筆煮てゐる我は誰
芳田昭代

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この境地であれば
とにもかくにも強烈な陰性感情からは逃れられているのだと思う
いいことだ

どうせ長くも生きないのだから
静かに過ごしたい

人を傷つけたくないし
人に傷つけられたくない

どうせ長いか短いかはあっても
病院の待合室で
死の順番を待っているだけだ