社会保険庁のモラルハザード

社会保険庁がモラルハザードというしかないような状態であるが、
そもそも、年金という制度が、少しだけ勉強すれば、
維持困難なものであることが分かってしまい、
社会保険庁の職員は、
「こんなへんてこなことは、やってられない、もうどうでもいいや」
と思ったのではないだろうか。
人口も増えて、経済も成長する社会でしか成立しない制度なのだから。
政府といわれる人たちが、今後どのように言い抜けをするか、
どのような制度を提案するか、見ものである。
他人事ではないのだが。
そして、選挙によって、我々が選択したことにされるのだが。

破綻するはずの年金を選択したのもわたしたちらしい。

働く世代が老齢世代を養う制度から、
自分の老後を自分で養う制度に移行するとして、
その間をどうすれば、
人々が納得してくれるものか。
どう見ても難問である。