患者は孤独である

患者は孤独である
病において孤独である
死において孤独である
痛みにおいて孤独である

分かりあえる瞬間がある
癒される瞬間がある
ともに祈る瞬間もある
つらいときに手をぎゅっとつかまれると頼りたくなる

しかしそれは瞬間なのだ
遠く遠く患者は孤独である