タミフル耐性インフルエンザ、横浜で集団感染

タミフル耐性インフルエンザ、横浜で集団感染
タミフル|インフルエンザ
 治療薬「タミフル」が効かないインフルエンザウイルスによる集団感染が、横浜市内で先月発生していたことが、同市衛生研究所の調査で分かった。
タミフル耐性ウイルスによる集団感染は、国内では初めてで、世界保健機関(WHO)に報告された。
耐性ウイルスが広がる中、新型インフルエンザが発生すれば、タミフルに耐性を持って流行する可能性があるため、別の治療薬を備蓄するなどの対策が必要になる。
同研究所によると、耐性ウイルスが見つかったのは、同じ区内に住む8~13歳の男女5人。3人は小学校で集団感染し、他の2人は同じ病院で診察を受けていた。同研究所では限られた地域で小規模に流行したと推測している。