ハードディスク5年で破損

あるひとのはなし。

会社のハードディスクが読み書きできなくなり、
保守業者に連絡して調べてもらったら、
寿命ですとのこと。
では中身を少しでも取り出せるかと聞いたら、
それも無理とのこと。

記録または記憶が失われるという点で、
認知症に近いものがあるが、
じつに空虚である。

別に無理な使い方をしたわけでもないのに、
5年で寿命だといわれ、
大事なものがなくなってしまい、
それで平気というのは、
業者としてどうなのだろう。

そんなことが予想されるなら、
たとえば毎日午前3時に
ハードディスクのバッククアップをとるとか、
対策をすればいいだろう。
実際、わたしのところでは以前はそのようにしていた。

グーグルのサービスはいいけれど、
グーグルのハードディスクが何かに攻撃されて、
情報が流出したり、
消えてしまったり、
いつかそんなことが起こりそうだ。

定期的に自分で消して、手元のハードディスクにバックアップをして、
といったような自衛策が求められているように思う。

大事なものはコピーして、分散して、事故があっても、残るようにする。

*****
その人は、いまの部署で5年になる。
自分がその部署に来たときに新しく入ったコンピュータなので、
5年だとすぐに計算できたという。

自分もそろそろ新しい活動がしたいといい始めている。
ハードディスクが壊れて、
そのことで背中を押されて、
新しいチャレンジを始める、
それもまた現代的な風景である。