中国解体の可能性

土台中国は、台湾、香港というシンボリックなものを抱え、
さらに発展途上の多民族が同居している国であり、
戸籍もはっきりしないし、遊牧民までいるのだろう。

ソ連が崩壊し、ロシアとその他になり、
世界は良くなったとも悪くなったとも、なんとも言えないようなところがある。

多分、同じような下部構造の変化による歴史の必然で、
またあるいは、同じような陰謀により、
やはり中国は分解するだろう。

土台、共産党政府としては、周辺国家を維持統一する理由がないだろう。

アメリカとイギリスが南米諸国を束ねているのと同じ手法で、
政治的に独立させて、資本で支配すればいいだけだ。
政治的覇権は必要ない。あるいは、政治の要点だけを握っていれば充分だ。
主要な産業を支配し、資本を支配していれば、
あとは時間がたてばたつだけ資本家が儲かる。
それだけのことだ。
しかしながら、その成長はあまりにも未来のことで、
今生きている人間にとっては、無意味な未来だと思う。
従って、米国も、中国も、ましてや他のどの国も、中国の周辺未開民族に興味はないだろう。

結局、争点は、中国が、米国と世界を分割するのか、
米国の下につくのかの問題で、
日本としては、いずれにしても、どちらかに、または、両方に、貢ぐことになる。

ぶつかり合っているのは、米英エリートと中国エリートであって、
他の誰も、他人のものを欲しがったりしていない。
他人のものを欲しがる二つの勢力がにらみ合っている。

それ以外に誰も、チベットの人民を銃で殺そうとは思わない。
そして、中国は、オリンピック前に、人殺しだと言われたくないはずだ。

チベットの人たちは、一体どうして自分たちがこんな目にあうのか、
仏陀に聞いてみればいい。